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スキルスがんを内視鏡画像で見た写真、胃壁全体の硬化と膨隆、潰瘍部分からの出血を見ることができる。
スキルス胃がんの内視鏡画像(Wikipediaより)
特徴的な胃壁の硬化と膨隆を見る。
通常の胃癌のような火口型の潰瘍は認めない。

スキルスがんは性質の悪い胃がんです。

スキルスがんは性質の悪い胃がんです。

胃がんはそもそもどこからできるのでしょうか?
胃の内側は粘膜で覆われ、外側は漿膜で覆われています。
その間に胃を動かす筋肉の層があります。

この3つの層の間には細胞が少なく繊維が多い組織があります。
つまり胃の壁は内側から、
粘膜,粘膜下層,固有筋層,漿膜下層,漿膜
の5層から成り立っているわけです。

胃がんは胃の粘膜から発生してきます。
胃にはそのほか肉腫や悪性リンパ腫なども出来てきますが、
胃の悪性腫瘍の大多数(95パーセント以上)は
「粘膜上皮がん」によって占められています。

胃がんはどれぐらい発生しているのでしょうか。
厚生省の統計によれば、
全国で男性66,440名,女性34,402名が胃がんに罹っていて、
あらゆる悪性腫瘍のなかで男女ともトップになっています。

この胃がんの中でも、細かく見ていくと悪性度が異なります。
この中でぜんぜん違うタイプで悪性度も高いのが
スキルス胃がんなのです。

スキルス胃がんといえば、ニュースキャスターの逸見政孝さんが
スキルス胃がんにかかったことを宣言し、
壮烈な闘病生活の上になくなられました。

胃を含めて大きな切除術を行い、
最後は相当くるしかったことと思います。

あのとき、医療者の間では意見が分かれていました。
切除すべきだという人はどちらかといえば少数派でした。

スキルス胃がんに対しては放射線療法と抗がん剤を使い、
スキルス胃がんを少しずつだましながら
QOLの高い生活で死ぬまでを充実させたほうが・・・。

そういう意見が多かった気がします。
それほど怖い胃がんなのです、スキルス胃がんは。


スキルス胃がんは、通常の胃がんが胃の内腔に突き出すのに反して、
胃の5層の壁の間を横に走ります。
粘膜層、粘膜下層をどんどん広がって、
やがては筋肉層や漿膜下層、漿膜にも広がります。

それで、症状が出たころにはかなり広がってしまっているのです。
さらに増殖スピードが速いのです。

増殖スピードが速いがんは、放射線療法や抗がん剤などの治療に反応しやすいのですが、完全にたたくのは難しいです。
でも、広がってしまった場合は、
手術よりはたたきやすいといえるでしょう。

スキルス胃がんはその点で、手術の選択肢はない場合が多いです。
もっとも、手の内ようがないことも多々ありますが。



posted by すきるすがん at 01:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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